善意というのは、ある事実を知らないことをいいます。また、悪意というのは、ある事実を知っていることをいいます。

なお、法律上の善意・悪意は、道徳上の善悪の価値判断とは別の概念ですので注意したいところです。

法律上は、善意であるのか悪意であるのかによって、相違が生じることが多いです。

占有屋というのは、地上げ屋とか、抗告屋ともいわれています。

占有屋は、不良債権の担保となっている不動産に賃借権を悪用して居座り、高額な立退き料を要求するなどして、担保物権の価値を下落させたり、競売等の民事執行に対して理由のない執行抗告を濫用して妨害する行為を行う者のことをいいます。

総合課税と分離課税というのは、所得税等の課税方法のことで、それぞれ次のような課税制度があります。

■総合課税制度
⇒　総合課税制度というのは、2以上の所得を合算・通算する方法です。

■源泉分離課税制度
⇒　源泉分離課税制度というのは、総合課税制度に代えて、源泉徴収だけで所得税の納税が完結する方法です。

■分離課税制度
⇒　分離課税制度というのは、譲渡所得のうち、不動産等の譲渡所得に関して、他の所得と分離して計算する方法です。

なお、源泉分離課税制度では、申告は不要です。

また、不動産等の譲渡については、他の所得と分離して税額を計算します。