親子リレーローンや二世代住宅ローンにはどのようなメリットがありますか?
親子リレーローンには、次のようなメリットがあります。
■親が高齢でも子の年齢で借りられます。
借入申込時の年齢というのは金融機関によっても異なりますが、通常は65〜70歳程度の制限があります。
しかしながら、親子リレーローンの場合ですと、子が連帯保証人or連帯債務者になりますので、親の年齢に関係なく子が年齢制限を満たしていれば借りることができます。
■返済期間を長くできるので借入可能額の増加と毎月返済額の負担軽減が図れます。
公庫や民間金融機関では、借入時の年齢だけでなく完済時の年齢も、一般的に80歳程度と制限されています。
なので、たとえば65歳の人がローンを組んだとすると、返済期間が15年余りになってしまうので、月返済額の負担も多くなり、返済比率の関係上借入可能額も減ってしまいます。
これに対して、親子リレーローンであれば、親の年齢が65歳でも子が40歳なら、返済期間を35年で組むこともでき、親子二代で最長50年間で組めるケースもあります。
また、親の方が自分の収入だけでは希望の額が借りられない場合でも、同居の子と協力することで借入額や返済額にゆとりを持たすことができます。
■公庫だと親が団信に加入でき保険も引き継げます。
親子リレーローンの場合、団体信用生命保険への加入できるのは、民間金融機関では子だけなので、もし親がなくなった場合にはローンの全額または一部を子が引き受けなければなりません。
一方、公庫の場合だと親が団体信用生命保険への加入できるので、親が亡くなったときには子は返済義務を免れることができます。
また、親が80歳になって脱退しなくてはならなくなった時には、子が加入できる仕組みになっているので安心です。 |