住宅ローンは長期に渡って返済していくものですので、収入の安定性や継続性が特に問われることになります。

なので、数年前まで民間の金融機関では、住宅ローンを利用できるのは正社員に限られていたり、独身女性は収入の安定性を疑問視され勤続年数や収入の基準が厳しかったりと、融資を受けにくい状況でした。

しかしながら、最近では女性の社会進出が目覚しくなるにつれて、むしろ独身女性を有力なお客様と位置づける金融機関も増えています。

その結果、女性をターゲットにした住宅ローンが次々と発売され、また、契約社員や派遣社員についても収入の安定性と継続性を条件に利用できるケースが増加しています。

なお、住宅金融公庫やフラット35では、一定の収入基準があり、その審査において問題がなければ、派遣社員や独身女性であっても融資は受けられます。

派遣社員や独身女性でも組める住宅ローンには、次のようなものがあります（2007年3月現在）。

■スルガ銀行「ホームローンレディース」
担保評価の120％まで融資可能な女性が対象のローンです。派遣社員も応相談。

■りそな銀行「凛lin」
勤続年数1年以上、前年税込年収100万円以上などでも利用が可能です。

■GE　Money
それまでのキャリアや勤続年数を考慮し、契約社員や派遣社員でも直近24か月間のうち、累計就労期間12か月以上を満たせば利用できます。