壁芯(ヘキシン)計算・内法(ウチノリ)計算とは何ですか?
マンションの広告などには、各住戸の専有面積が表示されていますが、このマンションの専有面積の計算方法には次のような「壁芯計算」と「内法計算」の2つの計算方法があります。
そして、「壁芯計算」と「内法計算」のどちらで計算したかで面積が違ってくるので注意が必要になります。
■壁芯計算
まず、「壁芯計算」というのは、壁の中央を基準に計算する方法です。もともと設計図が壁芯基準であることから、機構の融資条件、パンフレット、広告などの記載面積はこの「壁芯計算」によります。
■内法計算
次に「内法計算」ですが、こちらは壁や柱の内側を基準に計算する方法です。
区分所有法という法律では、各住戸の所有者個々の所有権が及ぶのは床や壁、天井に囲まれた内側ということになっているため、登記簿の面積は「内法計算」になっているのです。
ちなみに、同じ住戸であっても、「壁芯計算」よりも「内法計算」の面積の方が狭くなります。
マイホーム取得に関するの優遇税制である住宅ローン控除などでは、登記簿上の面積で床面積50u以上を条件にしていたりしますので、パンフレットでは50uあっても登記簿上は50uを切るため、特例が利用できないといったことにならないように注意したいとことです。
独身の人などは、比較的コンパクトタイプのマンションを購入するケースが多いようですので注意が必要です。 |