元利均等返済と元金均等返済の特徴はどのようなものですか?
元利均等返済というのは、元金分と利息分を合計した毎回の返済額が一定になる返済方法で、元金均等返済というのは、元金分を毎回均等に返済し、金利を含めた返済額が次第に少なくなっていく返済方法です。
一般的に住宅ローンの返済方法として選択されるのは元利均等返済の方なのですが、それは次のようなメリットがあるからです。
■毎月の返済額が一定なので返済計画が立てやすい。
■元金均等返済と比較して当初の返済額が少ない。
返済当初というのは引越し費用をはじめ様々な諸費用がかかりますので、負担の少ない元利均等返済を選択するのかもしれません。
ただし、元利均等返済の場合は、返済期間が長くなると、返済当初は返済額に占める利息分の割合が多くなり、元金があまり減らないという面もあります。
これに対して、元金均等返済だと、元金の返済ペースが早く、毎月の返済額も回を追うごとに少なくなりますので、結果として返済総額は元利均等返済より少なくてすみます。
とはいえ、当初の返済額は多くなりますので、収入基準をクリアするためには、より多くの年収が必要になります。
元利均等返済と元金均等返済ではどちらが得なのですか?
元利均等返済も元金均等返済もそれぞれメリット・デメリットがありますので、一概にどちらが得かということはいえません。
といことで、当初の負担をできるだけ少なくしたいのであれば元利均等返済を選択し、収入の面で余裕があって、利息を少なくしたいというのであれば元金均等返済を選択するのがよいでしょう。
ただし、民間住宅ローンの場合は元利均等返済のみのところもありますので利用する前に確認するようにしてください。 |