マンションを選択するときのポイントとしてはどのようなものがありますか?
マンションを選択するときのポイントとしては、構造上、生活上、安心できるものであることはもちろん、次のようなことがあげられます。
■モデルルームでのチェック
■マンションの工期が妥当かどうか
■売主、建築主、設計事務所は信頼できる業者かどうか
このようなポイントのチェックについては、多少お金はかかるものの、専門のコンサルタントにモデルルームや設計図をみてもらうと、一見ではわからない欠陥などが発見できる可能性もありますので検討してみるのもよいかもしれません。
モデルルームでのチェックについて
モデルルームでは次のようなところをチェックします。
■照明の位置
■押入れの中板の奥に通気性を考慮した隙間があるか
■二重窓・二重天井になっているか
■玄関の窓の高さ
かなり細かいことですが、実際に生活する際には必ず問題になるところでもありますし、細部に目を配っているかどうかという点から業者を判断する上でも重要なポイントになります。
マンションの工期が妥当かどうかについて
マンション建設における標準的な工事期間というのは、一般的にはマンション階数に3〜4か月を加えた期間となっています。
ですから、この標準的な工期期間に照らしてあまりにも短い工期で建設が完了していた場合には、手抜き工事の可能性もありますので注意が必要です。
また、次のような工事経費削減に走っていないかどうかを使用素材について物件概要で確認するようにします。
■雨漏りやひび割れが起きにくい素材を一部にしか使用していない。
■低層マンションに軽量化素材を使用している。
売主、建築主、設計事務所は信頼できる業者かどうかについて
一般的にマンションの場合には、建設会社のゼネコン、デベロッパー、設計事務所が絡んでいます。
なので、大手だから信頼できると単純に考えずに、それぞれの業者の評判を不動産会社の知り合いなどから聞けると安心できそうです。
また、注意したいのが近年問題になっているコストダウンによる手抜き工事です。
特にゼネコンが売主になっている場合には、工事の監理や見積もりチェックなどのチェック体制が機能しなくなることがあるので注意が必要です。 |