不動産広告を大まかに見るポイントについて知りたいのですが?
マイホームを購入する際に、不動産のチラシや広告だけで物件を選ぶという人はいないと思いますが、無駄足をなくすためにも売り出しの物件と自分の欲しい物件のマッチングをあらかじめ広告などから読み取っておくことは重要です。
広告を読み取るポイントとしては次のようなものです。
■毎月の住宅ローンの返済額、管理費、修繕積立金などから見た価格の妥当性
■最寄の駅からの距離や時間、通勤時間や周辺の様子など
■物件概要、入居時期、マンションの場合には管理体制など
毎月の住宅ローンの返済額、管理費、修繕積立金などから見た価格の妥当性について
広告に記載されている住宅ローンの試算というのは、金利が35年間変化しないと仮定していたりと有利な条件で試算されているケースがほとんどです。
マンションの場合ですと、別途、修繕積立金や管理費、駐車場代などもかかってきますので、実際にはそれらのコストも含めて資金計画と照らし合わせることが必要になります。
よって、広告上の試算を鵜呑みにしないで、実際に自分で計算して確認することが大切です。
最寄の駅からの距離や時間、通勤時間や周辺の様子などについて
広告に記載されている最寄の駅からの時間というのは、「1分80メートル」で計算されています。
しかしながら、この「1分80メートル」という数値には、階段や坂道、信号待ちなどの時間は一切考慮されていませんので、通常は多めに見積もる必要があります。
また、乗り物についても待ち時間は考慮されていませんので、通勤時間を計る際には注意が必要です。
周辺の様子については、スーパー、病院、銀行、郵便局などの生活に必要な施設が周辺にあるかどうかをチェックするようにします。
物件概要、入居時期、マンションの場合には管理体制などについて
不動産の広告には様々な規制があって最低表示項目というのがあるのですが、紙面の都合もあってか物件概要というのはかなり小さい文字で記載されています。
物件概要については、自分が求める基準が満たされているかどうかについて次のようなところをチェックするようにします。
■マンションの場合には、管理人は巡回なのか常駐なのかどうか、また管理体制など。
■入居可能時期と自分が引っ越したい時期が合うかどうか。
■床面積※
※住宅ローン控除を受けるには50u以上でないとならないとか、住宅ローンを組む際に免責要件があるので。
「最多価格帯」というのは何ですか?
「最多価格帯」というのは、新築マンションの広告でよく見かけますが、これは100万円未満を切り捨てた価格でみた場合に、販売戸数が最も多い価格帯のことをいいます。
例えば「最多価格帯3,500万円台10戸」という場合には、3,500〜3,599万円の間の価格の住戸が10戸あるということになります。 |