重要事項説明書の備考欄の確認事項はどのようなところですか?
重要事項説明書には、物件の所在地、専有面積や共有持分に対する明記、敷地に関する権利の種類など様々な項目があります。
どの項目についても注意深くチェックする必要があるのですが、そんな中でも特に備考欄については、その物件に特有の隣地建物の状況や周辺地域に関する特記事項情報が多く記載されていますので必ず目を通すようにしてください。
重要事項説明書の備考欄はどのような内容になっているのですか?
重要事項説明書の備考欄というのは、一般的な物件には共通せず、特に注意すべきことや物件そのもの、物件の所在地に特有な情報を記載する際に利用されます。
具体的に備考欄は次のような内容が記載されています。
■隣地の建物の屋根や売買物件の屋根がお互いの敷地を越境している、隣地に建築計画があるなどの特記事項がある場合
■通行権などの地役権などが設定されていて、周辺の住民との取り決めがある場合。
■浸水の恐れがある地域の場合
■廃屋、空き地、暴力団事務所など環境や治安に支障をきたす恐れのある施設がある場合。
■周辺に病院、工場、幹線道路、警察、駅、鉄道といった騒音をたてる施設がある場合。
■周辺に高圧線のような危険な施設や焼却炉、ごみ処理場など衛生面で疑問のある施設がある場合。 |