修繕積立金と管理費について確認すべきところはどのようなところですか?
中古マンションを購入する際には、修繕積立金と管理費に特に注意する必要があります。
というのも、マンションの修繕積立金や管理費というのは、マンションの所有者に支払う義務がありますので、一度物件の引き渡しを受けてしまうと、滞納があった場合にはその滞納分も含めて支払わなければならなくなってしまうからです。
なので、契約前に重要事項説明書の修繕積立金や管理費の部分に滞納金がないかどうかについては必ず確認するようにしてください。
ちなみに、売買契約時に修繕積立金や管理費に滞納金がある場合には、重要事項説明書上で必ず説明があるのですが、物件の引渡し前にきちんと精算してくれるのかどうかを確認することが必要です。
それについては、売買代金から精算してもらう、別途売主に精算してもらうなどの方法がありますが、いずれにしても精算の有無や方法についてを売買契約書や重要事項説明書に追記してもらうなどして、後日言った言わないの議論にならないよう書面に残しておくことが重要です。
また、修繕積立金については、大規模な修繕の場合には既に積み立てられている額で足りるのか、修繕計画はどうなっていて今後の支払額はどうなっているのかなどについても、契約書や管理規約書でしっかり把握しておくようにします。
特に、毎月の修繕負担金が軽い場合でも既積立金が少ないことにより、大規模修繕の際に多額の一時金を要求されるケースもありますので注意が必要です。
中古物件で修繕積立金や管理費に滞納がある場合にはその分物件価格が安くなっているのですか?
中古物件で修繕積立金や管理費に滞納がある場合には、その分売買価格が低めに設定されていることがありますので、物件価格の中で滞納金がどのような位置づけになっているのかについては確認しておく必要があります。 |