戻り保証料とは何ですか?
住宅ローンを金融機関で借入した際に支払う保証料というのは、万が一返済できなくなった場合の保証であって、その金額はローン残高と期間によって決まります。
よって、期間短縮型の繰上返済をすると、短縮された期間分だけすでに支払った保証料が戻ってくることがあるのですが、これが戻り保証料といわれるものです。
ちなみに、戻り保証料は、すでに支払っている保証料の返還ですので、内枠方式で金利に上乗せして支払った保証料については返還されませんので注意してください。
具体的な保証金額や事務手数料はどうなるのですか?
保証料というのは金利を上乗せして支払うタイプもありますが、通常は全返済期間分を借入時に一括して支払うことになりますので、途中で一部繰上返済や完済などで返済期間が短縮されると、短縮された期間に相当する保証料が返還されることになります。
ただし、期間が経過するにつれて、ローン残高も返済できなくなるリスクも減少するという理由から、保証料は返済開始から時間が経過するにつれて減っていく仕組みになっています。
よって、一般的には返還される保証料は既に支払った保証料を残った保証期間で按分したものよりも少なくなります。
また、その際に事務手数料がかかる場合には、戻り保証料から差し引かれることになりますが、万が一戻り保証料よりも事務手数料が多い場合にもその差額分を請求されることはありません。
ちなみに、一般的に繰上げ完済時の手数料は10,000円程度のようです。 |